シルクや木綿の古布を裂いて横糸にし手織りする織物の事を裂織(さきおり)と言います。
柔らかな手触りと、深みのある色合いが特徴です。
テキスタイルスタジオ村上では、裂織教室やワンデーレッスンも行っています。
津軽では裂織を津軽弁で「サクリ」といいます。
北前船の寄港地だった津軽半島では、漁師たちが「さぐり」と呼ばれる、藍色でなめらかな手触りの仕事着を着ていました。
テキスタイルスタジオ村上は、
江戸時代から織り継がれてきた津軽裂織を
現代のテイストで織り継ぐサクリの工房です。
In the Tsugaru region, we pronounce ‘Sakuri’ for Sakiori(裂織).
In Tsugaru Peninsulas which was an anchoring site for Kitamae-bunen, fishermen were wearing smooth-textured indigo blue working clothe, which was called ‘Saguri’.
‘Sakuri’ dating from the Edo period,used torn fabric as woof, has a unique smooth feel and deep fascinating colors. Textile studio Murakami is a craft center, which weave tradition with modern taste.
津軽塗は元禄時代から作られてきた
経済産業大臣指定伝統的工芸品の漆器です。
素地から塗り、研ぎ、磨きを繰り返し
約48もの工程を経て完成される堅牢優美な
漆塗り、研ぎ出し変わり塗り技法が特徴です。
バッグの持ち手は色漆の断層が美しい斑模様の「唐塗」、
艶消しの渋い色合いの「紋紗塗」 などで作っています。
津軽裂織の光沢のある独特の色合いと
持ち手の美しい模様が魅力です。
木地固め→布着せ→地付け→仕掛け→彩色→荒砥ぎ→炭はぎ→摺漆→艶付→上塗→完成
北海道に生息するエゾシカの革は、
森を走り抜けた時についた傷や
皺の跡などが残り、
革本来の風合い を生かした素仕上げ。
裂織とエゾシカ革の手触りの良さに
こだわりコラボレーションしました。
津軽裂織で名刺を入れる部分を作る→裂織の色に合わせて革を選ぶ→自然なカーブを取り入れたデザインにする→名刺入れのサイズに切る→革用の針と糸で手縫いする→完成
青森ヒバは天然の抗菌効果を
持つヒノキチオールを含み、
爽やかな香りがストレスを 和らげます。
愛らしい色合いの裂織と
青森ヒバがコラボレーションした
青森ヒバ林檎針刺しは、
アロマインテリアとしても
お楽しみいただけます。
原木の乾燥→寸法に合わせて原木を切る→木の余分な部分を切り取る→ろくろを回転させ鉋で削る→穴を開ける→サンドペーパーで磨く→つる(軸)を付ける→完成
愛らしい色合いの裂織ブローチ
を同じく青森県の伝統工芸品である
「あけび蔓」で仕上げ ました。
ペンダントヘッドとしてもお楽しみいただけます。
蔓の選定→陰干し乾燥→水に浸す→節取り→縁編み→端切り→仕上げ→完成
他多数
1985 年以降、個展グループ展の開催